他の業務が忙しくて、「早く電話を切りたい」と思うときがあります。

ですが、相手に正直に「今、忙しいので」とは大切な取引先が相手の場合など言えませんよね。

そのようなとき、どうすればよいのでしょうか?

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会話の主導権は相手

ビジネスの電話応対は、あくまでも相手が中心です。

ですから、こちらの都合で、「それでは失礼します」と電話を切ることはできません。

しかし、用件が終わっても相手によっては長々と話してくる人もいます。

また、業者のセールス電話など、早く切って、他の業務をしたいと思うときもあるものです。

そのようなときは、電話応対の主導権は相手だということを上手に使ってみましょう。

あいづちの頻度を減らす

あいづちをしっかり打てば会話に自信が持てる」の記事で書きましたが、会話のあいづちは相手にドンドン話してもらうための必須のツールです。

しかし、電話を早く切りたいときはそれが逆効果になります

 

女(笑顔)

そうですか

 

シニア(笑顔)

うん。でね、~~はこうなってね

 

女(笑顔)

すごいですね

 

シニア(きらり)

いやいやぁ。あははは~!それでねっ!

 

女(なく)

(困ったな・・まだまだ続きそう・・)

 

このように、「そうですか」、「すごいですね」などのあいづちをすると、相手は嬉しくなり、もっと話したいという心境になります。

これでは相手はなかなか話を切り上げてくれません。

では、そこで、電話を早く切りたいときは、あいづちをうつ頻度を逆に減らしてみましょう。

タイミング良いあいづちは、相手にとって話を続けるエンジンのようなもの。

あいづちが減れば、相手の会話は次第に収束していきます。

つまり、あいづちは会話を広げることもできれば、収束できるツールでもあるのです。

このように上手に、相手の方から会話を終わりにしてもらうようにしましょう。

まとめ

ビジネスの電話応対は、簡潔にスムーズにすること。

たとえば購入の見込みが低い相手と会話を長くしてしまえば、それだけ時間がムダな場合もあります。

時間は業務がはかどるように有効的に使わなければいけません。

そのためにも、電話を早く切りたいときの、この手法は効果的です。

しかし、電話応対はあくまでも相手が中心であることを忘れないでください。

早く終わらせたいからと、あいづちを極端に少なくしてしまってはいけません。

あいづちをうっても身を乗り出すような感じにせず、少し上の空のようなあいづちにするなどの工夫をしてみてください。

あくまでも相手に失礼がない程度にしながら会話を収束させるようにしましょう。