営業電話をかけたとき、マナーとして相手に時間をもらう承諾として

「今よろしいでしょうか?」

と断りを入れるのが一般的ですよね。

しかし、これでは相手に電話を切ってしまうタイミングを与えてしまうことになるのです。

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切るチャンスを与えてしまっている

時間をもらう最初の承諾はとても大切です。

承諾を断られてしまえば、営業トークに入ることもできず、まったく意味がないからです。

 

女(笑顔)

今よろしいでしょうか?

※と、聞いてしまえば、相手にとっては電話を切る良いタイミングです

 

シニア1(こまる)

ああ、ごめんなさいね。今ダメなの

 

※このように断られてしまえば、あとにできるフォローといえば

 

女(困った)

では、何時頃でしたらご都合がよろしいでしょうか?

 

この程度のフォローしかできず、そのまま会話が始まる前に終わってしまうでしょう。

では、どのようにすれば良いのでしょうか?

まずは最初の30秒間がんばる

「今よろしいでしょうか?」

というフレーズが悪いわけではありません。

そうではなく、電話をかけてすぐ言ってしまうのが良くないのです。

なぜなら、相手にはまだ、

何の電話なのか?

時間をとってまで聞く価値のある内容なのか?

それがサッパリわからないからです。

これでは断れてしまっても当然でしょう。

そこで、冒頭では「今よろしいでしょうか?」は言わないようにします。

そして、冒頭から30秒間。

なんとか、相手の興味を引けるようにがんばってみましょう。

最初の30秒間くらいならば、ほとんどの人が聞いてくれます。

相手のトクになることを示す

相手が興味を示すのは

「この話は自分にトクなのか?」

ということです。

ですから、冒頭の30秒間にメリットを簡潔に伝えましょう。

 

女(笑顔)

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※このように、相手に話す内容のメリットを冒頭で簡潔に伝えます

 

シニア1(はつげん)

あら・・そうなの?

 

※相手が興味をもったらすかさず、時間をいただく承諾をもらいましょう

 

女(ふつう)

はい。ではあと、2~3分お時間よろしいでしょうか?

 

シニア1(ふつう)

ん~、そうね。2~3分なら・・

 

女(笑顔)

ありがとうございます

 

このように相手の承諾を得る確率がグッとあがります。

まとめ

営業電話は、こちらはかける方なので良いのですが、相手は何かをしている手を止めている状態です。

そのことを忘れてはいけません。

それなのに冒頭から

「今よろしいでしょうか?」

と承諾を得ようとしても、ほとんどの人が断ってしまうでしょう。

まずは相手を引き付ける。

それから、相手の承諾を得るようにすれば、話を聞いてもらえる確率はグッとあがります。

冒頭の30秒間。ぜひがんばってみてください。