日本人の私たちが受話器をとった時の第一声は「もしもし」が普通ですよね。
しかし、ビジネスの電話応対では一般的に「もしもし」は使わないことになっています。
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なぜ「もしもし」と使うようになったのか?
1876年、グラハム・ベルが電話機を発明しました。
そして、日本では14年後の1890年に初めて東京、横浜で電話が開通されました。
当時、電話の利用者は局員に頼み、相手を呼び出してもらい、通話をするという手順をとっていました。
その時に、男性は「オイオイ」、女性は「もしもし」と呼びかけます。
そして、受け手が「ハイ、よござんす」と応えて、回線がつながっているのを確かめてから用件に入りました。
その後、呼びかけは「もしもし」に統一されました。
なぜ「もしもし」はダメなのか?
では、プライベート時の「もしもし」は良くて、なぜビジネス時では使わない方が良いのでしょうか?
まず、そもそも、なぜ「もしもし」なのでしょう。
これは電話をかけた相手が・・
これから話し申す
という「~申す」の語源からきているといわれています。
しかし、このニュアンスは敬語とはいえませんよね。
どことなく上から目線に聞こえてしまいます。
そのため、ビジネスの電話応対では使わないことになっているのです。
どういえばいいのか?
では、「もしもし」を使いたい場では、どうすれば良いのでしょうか?
※電話を受ける第一声は、
お電話ありがとうございます。○○(会社名)でございます
ですので、「もしもし」を使う必要はありません。
※電話をかける場合も、
●●様ですか?
このように、人名、もしくは会社名を先に出せば、「もしもし」を使う必要はありません。
まとめ
普段の電話と同じように、ビジネスでも、つい「もしもし」と出てしまいそうになるものですよね。
しかし、この「もしもし」を使ってしまうと、第一声で、相手にビジネスの電話応対の不慣れさを感じさせてしまうことになります。
ですから、「もしもし」はビジネス時には使わないようにすることが一般的であることをしっかり覚えておきましょう。