自分ではきちんと応対しているつもりでも、相手に不快感を与えてしまう話し癖というものがあります。

その中のひとつが「間の悪さ」です。

スポンサーリンク



間は長すぎても短すぎてもダメ

会話は言葉のキャッチボールです。

ですから、相手がボールを投げてきて、こちらが投げ返す「間」、つまり「時間」は非常に重要です。

 

※会話の「間」が長いと・・

男1(こまる)

(内容が理解できていないのかな・・)

 

と、相手に疑われてしまうことに。

 

※逆に会話の「間」が短いと・・

男1(おこる)

(話をちゃんと聞いているのか!)

 

と、このように、会話の「間」は長すぎても短すぎてもいけません。

さらに、中には、相手が話し終わっていないのに、自分の言葉をかぶせてくる人もいますが、ビジネスでは厳禁です。

自分だけが話している

電話応対では相手の姿が見えません。

対面しているとき以上に、会話のキャッチボールに慎重になる必要があります。

しかし、相手が見えないために、自分だけが話してしまうことがあります。

このパターンになってしまうのは以下の2つ

1.相手に説明したい気持ちが強く出すぎてしまう。

2.相手の反応がつかめないと不安になり、ひたすら話してしまう。

いずれの場合も、相手にとっては会話の「間」というものがまったくないため、理解する時間がありません。

また、延々とひとりで話されてしまうと、最初のころになんと話されたのか忘れてしまうことも。

また、わからない内容は、聞き続ける気分になりません。

聞く姿勢もなくなり、じつは相手はとっくに会話を放棄してしまっている場合もあります。

「間」は文章でいえば「、」や「。」

会話の「間」はとりあえずそこまでの部分を、相手に理解してもらうための時間です。

文章でいえば、「、」や「。」にあたるでしょう。

しかし、電話応対は文章とちがって、相手とのやりとりがリアルタイムで進行していくため、「間」が怖いと感じる場合もあるかもしれません。

そのため、「あのぉ~」、「そのぉ~」など、つい余分なひと言でつなぎたくなってしまうものですよね。

ですが、「間」は怖いものではありません。

むしろ、「間」は会話をはずませる生命線であり、また、内容を効果的に演出する最大のツールなのです。

「間」で会話の内容を印象づける

相手に「この内容は集中して聞いてもらいたい」

そのようなときは、文章でいう「、」の部分で2秒ほどの間を入れます。

そして、話し始めます。

ただし、これは、内容が重要なときにしましょう。

そうでないと、相手は肩透かしをくらったようになり、逆効果になってしまいます。

まとめ

会話の「間」は相手と自分が一呼吸おいて、考える時間です。

キャッチボールも、相手がドンドン、ボールを投げてくると逃げ出したくなりますよね。

逆に、ボールを投げても、なかなか投げ返してこない相手では、やる気がなくなりますよね。

会話の「間の悪さ」がある人は、「間」にもっと気を配って、相手との意志の疎通を高める会話を心がけてみてください。